増え続ける不登校やいじめ、タブレット・画面による教育の横行にみられるように日本の教育は、憂うべき状況にある。どうすればよいのか。いまこそ、シュタイナー教育によって本物の教育とはいかなるものかを知らせる必要がある。ここに問題解決の手がかりがあるからだ。
シュタイナー教育に関する本など、どしどし出版する必要がある。日本の状況に心を痛めている9名の研究者・実践家が4月に『シュタイナー教育100年』という本を出版する。そこには、ドイツにおける「教育独占」との戦い、理科教育、地理教育、道徳教育、ICT教育、教師の生き方、幼児教育、親子弦楽器作りなど脳を刺激する内容がいっぱい書かれている。
日本は、これまでも、今も、教育・学校を国が「独占」している状況にある。しかし、国民の多くはこのことを知らない。教育の自由あるいは多様な教育を「公認」させ、「独占」を打破することが、最も大切なことだ。シュタイナー教育の役割はそこにある。