2019年6月23日(日)、7月21日(日)の二日間にわたって、対談シリーズ「なぜ、今、シュタイナー教育なのか」を開催します。
作家の三砂ちづるさん、幼児教育者の松浦園さん、治療教育家の山下直樹さん、内科医の志水祥介さん、オイリュトミストのはたりえこさんが、その幅広い視野で子育て世代をエンパワーする熱いトークを展開します。
詳細は以下のページをご覧ください。
https://waldorf.jp/100th_pre/
2019年6月23日(日)、7月21日(日)の二日間にわたって、対談シリーズ「なぜ、今、シュタイナー教育なのか」を開催します。
作家の三砂ちづるさん、幼児教育者の松浦園さん、治療教育家の山下直樹さん、内科医の志水祥介さん、オイリュトミストのはたりえこさんが、その幅広い視野で子育て世代をエンパワーする熱いトークを展開します。
詳細は以下のページをご覧ください。
https://waldorf.jp/100th_pre/
連携型教員養成講座第二期・説明会日程の説明会を以下の要領で開催します。本情報は随時更新していく予定です。
*2019年4月4日:東京賢治シュタイナー学校の3回目の説明会の日程を変更しました。
詳しくは各校にお問い合わせ下さい。2019年度に開催する連携型教員養成講座第2期の詳しい案内はこちらに公開しています。
お問い合わせをいただいております2019年度の日本シュタイナー学校協会連携型教員養成講座の詳しい案内を連携型教員養成講座ページに公開いたしました。
2019年2月1日、ゲオルグ・グレックラーさんが他界されました。
ゲオルグさんは、1933年シュツットガルトに生まれ、数学と物理学を学び、20年間ヴァルドルフ学校高等部の教師を勤めました。その後ヴィッテン教員養成ゼミナールの講師、またゲーテアヌム数学天文学部門の代表としても働かれ、お世話になった日本の教員も何人もいます。何度か来日されて、名講演をされました。
パートナーのミヒャエラ・グレックラーさんから、昨年10月の終わりに、ゲオルグさんの病状が重くなったため、予定していた仕事をとりやめて付き添うとの知らせが届いていました。その中で、ミヒャエラさんは、「この世界でもう共にいなくなっても、共同の仕事は続いていく」と書いていらっしゃいました。その言葉を想いながら、ゲオルグさんに心からの感謝を捧げます。
はた りえこ(2019年3月4日)
2019年3月11日(月)に開催される作曲家・藤井喬梓 追悼演奏会(主催:同実行委員会)を後援いたします。
故藤井喬梓氏はルドルフ・シュタイナーの音楽理論を深く研究し、様々な楽曲の作曲、子どもたちも参加できる音楽ワークショップの開催、人間の音楽体験への洞察に基づいた教育的な講演など、ヴァルドルフ/シュタイナー教育にも貢献する仕事を幅広く手がけられました。
来る3.11の夜に、人間の精神性の深みに根ざした音楽を追究した藤井喬梓氏へと心を向けたいと思います。
【日時と開場】
2019年3月11日(月) 19:00開演(18:30開場)
トッパンホール
→ 詳細情報(外部サイト)
主催:「作曲家・藤井喬梓 追悼演奏会」実行委員会
ドルナッハの精神科学自由大学教育部門と自由ヴァルドルフ学校連盟研究部門の合同プロジェクトによる1~8学年のヴァルドルフ・カリキュラムの日本語訳版が刊行されました。 最新の知見が盛り込まれたヴァルドルフ・カリキュラムの全体像が日本語でお読みになれます。 刊行元である東京賢治シュタイナー学校でお求めになれます(一般書店では入手できません)。
2019年が始まりました。地球の上には、様々な夜明けがあります。迎え方も異なります。時にはゆったりとし、ある時はとても集中する私たちの日常にも、大きな変化を意識する時が何回かあります。
今年は、ヴァルドルフ100周年、1919年ドイツ-シュツットガルトに最初のヴァルドルフ(=シュタイナー)学校が創立され、激動の歴史を経て、世界中に1,000を越える学校を生み出す潮流となった100年が、次の100年へと移るのがはっきりと意識される時です。
しかし、この移行は、私たちが何もせずには起こりません。ヴァルドルフが次の100年にも有効な理念と方法として発展していくには、何が大切なのでしょうか。3つのキーワードが浮かんできます。
経験を重ねてきたヴァルドルフ学校は、未来に生きる力を持つ卒業生たちを送り出していますが、教育の担い手は老齢化しています。日本では学校数も生徒数も決して増え続けてはいません。世代の老化自体より、創造性や方法が硬くなるのを克服することが肝心なのかもしれません。健康に生きるための土と水と空気を次世代に渡すために多くの創意と労力が要るように、教育の分野でも、子どもの健康な成長を可能にするために、その都度新しい方法が編み出されます。発想の転換も、時には必要です。
「部外者は一人もいない。皆関わりあっている」ある美術展の展示でみつけた言葉です。展覧会のテーマは、ポストネイチャー。一個の生態系である地球の現在の危機やメッセージがアートで表現されていました。
目の前の子どもに向かい、教員と親と共に働く、この行為が、時代と社会に何かを発信する力になることが、これからは重要です。ヴァルドルフ教育に心を寄せる人だけでなく、無関心な人、反感を抱く人にさえ、何か意味を持つものを私たちは伝えられるでしょうか?ヴァルドルフ学校は小さな教育運動ですが、現代に灯る一点の明かりとなって、世界を変えようとする他の輝きと共存したいと思います。
人が育つ原動力となるのは、「人生は生きるに値する」という感覚を私たちにもたらす人間像ではないでしょうか。一人ひとりが全くユニークな存在であり、誰の中にも、太陽の光のように他の存在にはたらきかけられる力があること―人間の尊厳を支える認識あるいは直観が、ヴァルドルフ教育の根幹にあります。こうした人間像を他者の中に見出だす努力と、人と人そして人と事物との直接の出会いがあります。
年の始まりに、みなさんの仕事と生活に新しい力と勇気と光を望み、100周年の行事などで、各地でお会いすることを楽しみにしています。
2019年1月3日
この夏2018年8月18~19日、連携型教員養成講座第1期は始まりました。会場校の横浜シュタイナー学園には日本全国から41名もの方が集まって下さり、私たち教員と共に2日間を過ごしました。
夏の講座の講師である鳥山雅代(東京賢治シュタイナー学校)、中村真理子(京田辺シュタイナー学校)、神田昌実(横浜シュタイナー学園)の講座、ヴィリギリウス・フォーグル(東京賢治シュタイナー学校)のオイリュトミー、根岸初子(シュタイナー学園)の言語造形と、内容は多岐にわたり、私たち教員にとってもたいへん楽しく、興味深く、大きな学びとなるものでした。受講生の皆さんも口々に「楽しい」「大きな学びを得た」と仰っておられました。
18日夕方に行われた交流会では、皆さんに自己紹介をお願いしました。皆さん本当に色々なバックグラウンドをお持ちで、その多様さ豊かさにはスタッフも受講生の皆さんも驚いておられました。 「・・・ニュージーランドのシュタイナー学校に子どもを通わせ、スタッフとして働いてきた。ある時日本のシュタイナー学校から留学生を受け入れ、何かとても感銘を受けた。その後日本で自分の出来ることをしようと決め、ここにいる」「・・・学校や社会への違和感から日本を飛び出し、世界を旅した。そこでアフリカに魅入られ何年間かを過ごした。その後、もう一度日本に戻ろう、シュタイナー教育を学び、自分の出来ることを始めようと思った・・・」「・・・公立学校で日々奮闘しながら、理科の授業でこっそりとシュタイナー教育を取り入れ、その魅力を実感している。シュタイナー教育に自分自身が救われているとも感じる・・・。」
そうした一人ひとりのお話、今の思いを聞いているうち、私の中には、何とも表現しがたい思いが湧き上がってきたのです。・・・それぞれの人生、それぞれの場所を経て、私たちは、今、ここに集っている。それは、何か奇跡にも近いことなのではないか・・・。そう感じたのです。「この出会いに感謝し、大切にしていきたい」。心からそう思ったのでした。 皆様、本当にありがとうございました。
2018年10月17日、国際ヴァルドルフ教育フォーラムが2018年5月に採択した「デジタル化時代の子どもの教育憲章」の日本語訳を公開しました。
急速に発展するIT化社会のなかで、深刻化するIT機器の子どもへの影響に対して教育社会がとるべき姿勢をまとめた宣言文です。この内容を幅広く共有していただき、現場の取り組みにご活用いただくとともに、これらの認識が発展するIT社会における良識として定着するよう、各方面へ働きかけてくださるようお願いします。
2018年、北海道シュタイナー学園が学校法人として豊浦町に開校して10周年を迎えました。
2018年10月12日には記念式典が開催されます。この記念すべき時をともに祝いたいと思います。