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【お知らせ】提携している連携型教員養成コースおよび協力講座情報の更新

日本シュタイナー学校協会連携型教員養成講座
連携型教員養成コースおよび協力講座情報の更新

2021の連携型教員養成講座「夏の講座」は完了しました。たくさんのお申し込み、大変ありがとうございます。
ご報告の記事は、ここにあります。

今年度の提携している連携型教員養成コースおよび協力講座についての情報に更新がありますので、日本シュタイナー学校協会連携型教員養成講座のページをご確認ください。

[2021年度]連携基礎コース関西A講座一覧(PDF)

【連携型教員養成講座】夏の講座2021 ご報告

日本シュタイナー学校協会連携型教員養成講座
連携型教員養成講座 2021年夏の講座を終えて
  • 開催日時 :2021年8月14日(土)、8月15日(日)
  • 会場: 学校法人シュタイナー学園 吉野校舎からオンライン配信
  • オンライン受講者数 :57名(継続:1・2期生 26名、新規:3期生 31名)

2018年度の1期生、2019年度の2期生と続けて来た連携型教員養成ですが、2020年の1月から始まった新型コロナウイルス感染症の拡大という人類史上稀にみる状況の中、2020年度3期生についての夏の講座は開催を見合わせることにしました。新型コロナウイルスは全く未知のウイルスということもあり、様々な感染症対策やワクチン接種などが実施されてきていますが、ウイルスとの闘いは今日も続いています。

このように新しい課題を次から次へと出されている時ではありますが、今年度はできうる限りの感染症対策をしつつ、3期を開催するという決意で夏の講座を準備してきました。ただ、開催が近づくにつれ、感染者が日々爆発的に増え続ける中で、苦渋の決断ではありましたが、リアルでの開催ではなく、全てオンラインでの開催に切り替えることに決め、無事に終えることができました。

はじめの講義、鳥山雅代による「シュタイナー教育の人間観」は全員で、次の講義は小柳平太による「気質」、神田昌実による「お話」、中村真理子による「地理」の3つの講義の中から、あらかじめ選んでいただいた講義に入っていただきました。

そして午後は「一般人間学」の読書会でした。はじめ中村重郎によるレクチャーの後、ブレイクアウトルームを使って各チーム6、7人に分かれ、そこに教員が入るようにして話し合いを進めました。各チームの人数が少ないこともあり、一人一人が発言する機会があったのは、良かったと思います。

これらのオンライン講座が成立した背景には、昨年度からの新しい状況下で、どこの学校も高等部においてはオンライン授業を実践してきたことや、学校協会や教員養成についての話し合いもオンラインを利用して行ってきたことなどを通して、教員が少しずつオンラインのやり方等にも慣れつつあったことも幸いしたと思います。また、講座を担当する教員たちが慣れていないことについては、全面的にITに強い運営メンバーの協力があったことも感謝とともに伝えたいと思います。本来リアルで直に伝えられるからこその部分はあると思いますが、オンラインでも伝えられる手応えを得ることはできたと思います。一方で実習的な芸術科目のオンラインでの授業は難しく、実施できなかったのは残念でした。

今回実習コースに進まれた方の中から、実習を3回終えて、シュタイナー学校での教員の資格を取るべく、卒業論文を書き、卒業発表を行った人が出たことは特筆すべきことだと思います。今後はウイズ・コロナの時代にあって、どのような講座が可能なのか、どのような工夫ができるのか、さらに考え、講座の充実をはかっていきたいと思います。

                      文責:根岸初子(シュタイナー学園)

【協賛】第8回多様な学び実践研究フォーラム

2021年9月4日(土)~9月5日(日)、第8回多様な学び実践研究フォーラムがオンラインで開催されます(主催:多様な学び保障法を実現する会)。日本シュタイナー学校協会も本フォーラムに協賛し、実行委員会のメンバーとして企画運営に関わっています。

ヴァルドルフ/シュタイナー教育関係者も以下のセクションで参加・発言いたします。ご参加、告知協力をよろしくお願いいたします。

2021年9月4日(土)16:00~18:00 全体会

  • シンポジウムB:多様な学びの必要性/保護者の視点から
    登壇:金子留美(横浜シュタイナー学園保護者)
    進行:饗庭千恵子(東京賢治シュタイナー学校保護者OG)

2021年9月5日(日)10:00~12:00

  • 分科会3:小規模実験学校制度(スモールスクール制度)の提案
    進行:吉田敦彦(日本シュタイナー学校協会専門会員/京田辺シュタイナー学校顧問)
  • 分科会5:多様な学びで育つ子ども達のリアルな声を聞く
    進行:田中鈴子(東京賢治シュタイナー学校保護者)
    登壇:松浦生(東京賢治シュタイナー学校卒業生)

2021年9月5日(日)13:00~15:00

  • 分科会10:予測困難で不確実な時代の普通教育のあり方
    登壇:吉田敦彦(日本シュタイナー学校協会専門会員/京田辺シュタイナー学校顧問)

詳細は以下のページをご覧ください。
第8回多様な学び実践研究フォーラム

映像資料「デジタルメディアの世界で健康に育つには」公開

本サイトの資料室に映像資料「デジタルメディアの世界で健康に育つには」GROWING up HEALTHY in a WORLD of DIGITAL MEDIAをコリスコ・グループのご協力を得て公開しました。

子どもの成長にとって本質的なものは何か、その事実に対して大人が何をできるのか、多くの方々が考えるための手立てになれば幸いです。

【お知らせ】未来の先生フォーラム2021

未来の先生フォーラム2021

2021年8月21日(土),22日(日)、オンライン開催の「未来の先生フォーラム2021」に会員校および学校協会が出演します。
ヴァルドルフ/シュタイナー教育関係のプログラムは以下の内容が予定されています。


学校法人シュタイナー学園担当プログラム
タブレット時代におけるシュタイナー学校の「感覚」教育-人間のもつ「12」の感覚

8/21(土) 16:00~17:00

タブレット時代におけるシュタイナー学校の「感覚」教育 〜人間のもつ「12」の感覚

多様な学び保障法を実現する会担当プログラム
学びを選ぶ時代~オルタナティブスクール・フリースクールの実際

ヴァルドルフ学校/教育の紹介枠があります。
進行担当:日本シュタイナー学校協会
8/22(日) 11:20~12:20

学びを選ぶ時代~オルタナティブスクール・フリースクールの実際(団体活動紹介と多様な学びの制度)

京田辺シュタイナー学校担当プログラム
保護者と教員で作る学校~20年の実践で見えてきた「学校の民主主義」

8/22(日) 16:00~17:00

保護者と教員で作る学校                                      ~20年の実践で見えてきた「学校の民主主義」

詳細は以下のページをご覧ください。
http://www.mirai-sensei.org/

【お知らせ】教育機関ワールドリスト2021公開

世界のヴァルドルフ/シュタイナー教育機関のワールドリスト2021年版が公開されています。

このリストは、ルドルフ・シュタイナー教育芸術友の会(Freunde der Erziehungskunst - Rudolf Steiners e.V.)と国際シュタイナー/ヴァルドルフ幼児教育協会(IASWECE)によって編纂されているものです。日本のヴァルドルフ/シュタイナー学校の登録は日本シュタイナー学校協会がとりまとめており、現在7校が登録されています。

このリストによれば、2021年5月現在、世界に1,251校の学校と1,915の幼児教育施設が活動しており、継続して数を増やしていることがわかります(2019年4月時:学校1,182校、幼児教育施設1,911施設)。

【お知らせ】2021年度 第3期連携型教員養成講座 今後の申し込みに関して

日本シュタイナー学校協会連携型教員養成講座
1. 夏の講座は「会場とオンラインの両方で開催」します。

現在の新型コロナウイルス感染症に関する状況に鑑み、今年の連携型教員養成講座「夏の講座」は会場とオンライン(ZOOM)の両方で開催することとしました。

2. 会場への参加申し込みは6月11日で一旦締め切ります。

6月11日現在、申し込みの方が定員に達しました。会場の収容人数と新型コロナウイルス感染症対策の関係上、会場参加の申し込みを一旦締め切りとします。今後は原則オンライン参加という形で追加申し込みを受け付けます

3. 会場参加とオンライン参加の振り分けについて調整を進めます。

新型コロナウイルス感染症に関する状況を注視しつつ、6月11日までに申し込まれた方を優先してこちらで会場参加とオンライン参加の希望をお聞きし調整を進めていきます
6月12日以降のお申し込みについても、会場参加の希望の有無を伺いますが、ウェイティングリストに登録する形とし、会場参加が可能になった段階でこちらから連絡させていただきます。6月12日以降のお申し込みについては、会場参加のご希望があってもお約束はできませんので予めご了解ください。

2021年度に開催する連携型教員養成講座第3期の詳しい案内はこちらに公開しています。

【お知らせ】連携型教員養成講座第3期2021年度・説明会日程

日本シュタイナー学校協会連携型教員養成講座

連携型教員養成講座第3期2021年度・説明会日程の説明会を以下の要領で開催します。本情報は随時更新していく予定です。

詳しくは各校にお問い合わせ下さい。2021年度に開催する連携型教員養成講座第3期の詳しい案内はこちらに公開しています。

【協賛】多様な学びのカフェでシュタイナー教育を語り合う

日本シュタイナー学校協会が参加している多様な学び保障法を実現する会は、2021年9月4日(土)~5日(日)に第8回多様な学び実践研究フォーラムをオンライン開催します。それに向けて、2021年3月より毎月連続で多様な学びカフェ「たよまなカフェ」というオラインイベントで、現場からの報告や意見交換を行っていくことになりました。

その第1回はヴァルドルフ/シュタイナー教育をテーマに取り上げていただきました。日本シュタイナー学校協会副代表で現役の教員である中村真理子が現場の実践についてお話します。

たよまなカフェ
"シュタイナー教育が知りたい ~考えて行動する人へ~"

講演者:中村真理子
(日本シュタイナー学校協会副代表/京田辺シュタイナー学校教員)
2021年03月22日(月)19:00~20:30 オンライン開催(Zoom)

たよまなカフェはオンライン開催ですので、全国どこからでも参加できます。
詳細は以下のページをご覧ください。
https://peatix.com/event/1836634

【ご挨拶】2021年のはじまりに

はた りえこ(日本シュタイナー学校協会代表)

2021年、あけましておめでとうございます。

どのような状況の下にあっても、地球の巡りと共に日付は新しくなり、新年の太陽が地上を照らします。昨年1年の間に、地球上の様々な状況を思いめぐらす想像の光景は、以前より広範囲になったのではないでしょうか? 地球全体が、同じ時期に、Covid-19と名のついた試練に直面し、それはなお続いています。毎日、国内の、世界中の様子が伝えられてきます。親しい者たちの間で情報や知らせが交換されます。

生活の困窮と不安の中にある方、大切な方と悲しい形の別れをなさった方に想いをいたすと共に、休みない働きを続け緊張と疲労が続く医療関係者の方たちに、感謝を表します。

最も大きな変化の一つは、人の行き来が困難になったことでした。国内もそうですが、国際間の人と人との直接の交流の波がぱったり途絶えました。

デジタル化の進む現代にあって、直接体験を通して感覚を育成する幼年期を守り、学齢期以降も、生き生きと調和のとれた子どもの心身の成長を根幹に、社会の技術革新に対応していこうとする私たちは、オンラインの学習や会議をどのように学校に入れていくかという課題に向かいました。1年前のシュタイナー教育100周年の様子が、多くの者たちの心に去来したと思います。日本中の、そして世界中の生徒や教員たちが集い、国や民族の敷居を越えて育ち続けるこの教育の「今」を祝った熱や耀きは、どこへ行ったのだろう、と。

けれども私たちは、懐かしむ代わりに、あの耀きを生み出した内的な光を実感し、それを現実を導く力にしたい、と思います。そのあたたかさを行動の源にしたい、と望みます。どのようにしてそれは可能になるのでしょうか。

つい最近、私は、一つの場を体験しました。台湾のシュタイナー学校でのことです。

11月半ばから2週間の隔離期間を経て1か月間、台中と台北の二つのシュタイナー学校で働くことができました。この渡航は、これまでの台湾とのつながりの上に、それをたやすまいとする多くの努力のおかげで実現しました。複雑な書類申請と、頻繁な連絡と、当たり前でなくなった海外との行き来に神経回路をとがらせた後には、子どもたちと大人たちと心から触れ合い出会うオイリュトミーの日々が待っていました。

今日お話しするのは、でも、授業や講座についてではありません。

ある一夕、私は、一つの学校で開かれる集いに招かれました。10人ほどの小さな集いで、その学校の教員もいれば、このために集まってくる人たちもいました。みな、普段はそれぞれの教育や医療、芸術活動の只中で活動を担っている人たちです。

それは、シュタイナーの言葉と講演に向かう時間でした。シュタイナーの残した数多くの言葉の中でも、特に、私たちの内面への探求の道筋を示す講演とその中の言葉です。小さな教室がそのためにしつらわれていました。

そのような集いは世界各国で行われているのですが、何より私の心に触れたのは、集まってくる人たちの開かれた明るさ、真摯でありながら軽やかな喜びでした。隔てなく互いを受け入れる準備が、出会う人皆の中にありました。会の最初に、冬至の光を迎えるためのオイリュトミーをしました。それは私にとっても、言葉の中に身を置いて言葉が人となることをあらためて感じさせてくれる時間となりました。

翌朝、また教室に戻ったその部屋の前を通り過ぎた時、私は、昨夕、この部屋の中で、人達の間に灯っていた「光」が、学校の活動を照らし支えていることを、はっきりと感じ取ったのでした。

人間の文化の営みと同じく、シュタイナー教育も、思想から、言葉から生まれています。言葉は、息を―身体のみならず心の息吹も―吹きこまれて現実に生きるものとなります。教育を生み出した思想の源に向かうために、その「言葉に向かう」、頭だけではなく、全心身にゆきわたる作業として行う―内的な作業を、心が、それこそ渇くように求める時、そのための時と場を、私たちはつくります。一人ひとりの作業は、継続的に他の人と分かち合うことで、もっと大きな活力のもとになります。

思うままに行動できない時が続くからこそ、私たちには目には見えなくても大切なものに向き合う時が与えられています。困難な時は、人の精神性が問われる時なのかもしれません。精神性は、人の発する言葉に宿ります。そんな力が、教育の中で育まれて行くことを願い、新年のご挨拶といたします。

この1年が、持続していく未来へ進む年となりますように。

みなさまの健康と幸せをお祈りいたします。

2021年1月5日