子ども本位のオルタナティブな学び、多様な学びを社会に根付かせるために、あちこちの地域でフリースクールのネットワーク組織が立ち上がっています。東京都でも2019年12月に東京都フリースクール等ネットワークが発足し、認定フリースクール制度を提案するなど、積極的な活動を行っています。
新刊『学びを選ぶ時代』は、学校外の学びを選択することに対する社会的認知向上を目指して、クラウドファンディングで集まった資金により出版されました。多様な学びを選ぶ時代的な背景の説明、多様な学びの実態、個々の学び場の紹介、多様な学びを開く普通教育機会確保法の解説、共同代表(奥地圭子氏、久保一之氏)の対談などが網羅され、学び場紹介の章では日本シュタイナー学校協会の会員校である東京賢治シュタイナー学校も詳しく紹介されています。
多様な学びに向かう潮流を実感することができる一冊です。
内容紹介
子どもが個性を輝かせるために親ができること!
学びを選ぶ時代
定価 1,500円+税、著:東京都フリースクール等ネットワーク、刊:プチ・レトル
なぜ今、「学びを選ぶ」ことが必要なのか
- 将来が不確実な時代に求められるもの
- 日本の学校制度は時代遅れ
- 増え続ける不登校
- 子どもに合った学びを選べる自由と多様性のある社会へ
- 続々と生まれる新しい学びの場
第2章 「学びを選ぶ」って、どういうこと?
- こんなに魅力的で多様な学びがある!
- 学籍や学費はどうなっているの?
- どんなことを学ぶの?
- 卒業後の進路は?
第3章 ユニークな学びの場を紹介!
- 東京シューレ
- 東京コミュニティスクール
- 東京賢治シュタイナー学校
- フリースペースコスモ
- デモクラティックスクール さくらんぼ学園
第4章 多様な学びを後押しする教育機会確保法の成立
- 教育機会確保法の成立
- 公民連携を進めていこう
- スクールロイヤーの鬼澤先生に聞く「学校にいかないといけないの?」
- 多様な学びをもっと広げるために
第5章 私たちが実現したい未来
- 東京都フリースクール等ネットワーク代表 奥地圭子・久保一之 対談
付録 スクールリスト(全国の多様な学びの場)