ヴァルドルフ/シュタイナー教育100年を記念して編纂された解説書が刊行されました。
ウィーンでシュタイナー教育を研究された『シュタイナーの人間観と教育方法』(ミネルヴァ書房)などの著作のある広島大学名誉教授の広瀬俊雄さんを中心に4名の教育研究者が編者となり、法制度面の取り組み、世界と日本での広がり、ICT教育の取り組みなど、最新の動きを含めてこの教育を深く掘り下げています。
現役のクラス担任の手記や幼児教育実践者への取材、育児論としてのシュタイナー教育も網羅するなど、100周年を記念するにふわさしい内容です。
内容紹介
『シュタイナー教育100年-80ヵ国の人々を魅了する教育の宝庫』
編:広瀬俊雄・遠藤孝夫・池内耕作・広瀬綾子,昭和堂,2,500円+税
- シュタイナー学校の公的承認をめぐる100年の闘い
- 世界に広がるシュタイナー教育
- シュタイナー学校とICT教育-アメリカを中心に-
- シュタイナー学校の理科教育-予想・仮設からではなく、現実そのものから出発する理科教育-
- シュタイナー学校の地理教育-宇宙の現実の襞へと踏み入る世界市民の形成-
- シュタイナー学校にしみ渡る道徳教育-その考え方と実践-
- シュタイナー学校の教師として生きる-八年間の一貫担任を終えて-
- シュタイナー幼児教育の道を歩み続けて-にじの森幼稚園、堀内節子前園長に聞く-
- 稲作文化に根ざしたシュタイナー幼児教育の実践-東広島シュタイナーこども園さくらを設立して-
- シュタイナー教育に学ぶ子育ての実践-親・保護者は何をすべきか-