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【報告】第一期連携型教員養成講座が開講しました

2018年10月25日 更新

日本シュタイナー学校協会連携型教員養成講座
夏の講座の様子

第一期開講/夏の講座のご報告
中村重郎(京田辺シュタイナー学校)
2018年10月25日

この夏2018年8月18~19日、連携型教員養成講座第1期は始まりました。会場校の横浜シュタイナー学園には日本全国から41名もの方が集まって下さり、私たち教員と共に2日間を過ごしました。

夏の講座の講師である鳥山雅代(東京賢治シュタイナー学校)、中村真理子(京田辺シュタイナー学校)、神田昌実(横浜シュタイナー学園)の講座、ヴィリギリウス・フォーグル(東京賢治シュタイナー学校)のオイリュトミー、根岸初子(シュタイナー学園)の言語造形と、内容は多岐にわたり、私たち教員にとってもたいへん楽しく、興味深く、大きな学びとなるものでした。受講生の皆さんも口々に「楽しい」「大きな学びを得た」と仰っておられました。

18日夕方に行われた交流会では、皆さんに自己紹介をお願いしました。皆さん本当に色々なバックグラウンドをお持ちで、その多様さ豊かさにはスタッフも受講生の皆さんも驚いておられました。 「・・・ニュージーランドのシュタイナー学校に子どもを通わせ、スタッフとして働いてきた。ある時日本のシュタイナー学校から留学生を受け入れ、何かとても感銘を受けた。その後日本で自分の出来ることをしようと決め、ここにいる」「・・・学校や社会への違和感から日本を飛び出し、世界を旅した。そこでアフリカに魅入られ何年間かを過ごした。その後、もう一度日本に戻ろう、シュタイナー教育を学び、自分の出来ることを始めようと思った・・・」「・・・公立学校で日々奮闘しながら、理科の授業でこっそりとシュタイナー教育を取り入れ、その魅力を実感している。シュタイナー教育に自分自身が救われているとも感じる・・・。」

そうした一人ひとりのお話、今の思いを聞いているうち、私の中には、何とも表現しがたい思いが湧き上がってきたのです。・・・それぞれの人生、それぞれの場所を経て、私たちは、今、ここに集っている。それは、何か奇跡にも近いことなのではないか・・・。そう感じたのです。「この出会いに感謝し、大切にしていきたい」。心からそう思ったのでした。 皆様、本当にありがとうございました。