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【報告】連携型教員養成講座第2回夏の講座2019報告

2019年8月21日 更新

夏の講座の様子

第2回夏の講座2019ご報告
神田昌実(横浜シュタイナー学園)
2019年8月19日

今年はシュタイナー教育が始まって100年という記念すべき年です。世界中でそれを祝ういろいろな式典やプロジェクトが行われる中、日本でも当協会主催のイベントが全国の会員校の教員や保護者たちによって数年前から準備されました。少しでも多くのまだシュタイナー教育をご存じでない方々に知っていただきたい、シュタイナー教育の土台を充実させる内向きの努力を、これからは外に向けても開いてゆきたいという思いとともに、「シュタイナー教育100周年 『世界がかわる学び』」と題して、一般の方が通りすがりに寄っていただける場所として渋谷が選ばれました。

全国を回るパネル展やワークショップの最も大きなイベントが8月16日(金)~18日(日)に渋谷駅近くの渋谷区文化総合センター大和田で行われ、それと並行して最初の二日間に今回の連携型教員養成講座第二期は行われました。受講生も可能な限りこのイベントに参加できるようにと、会場は渋谷から近い代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターにし、たくさんの講師・スタッフや受講生もその中の宿泊棟に宿を取って寝食を共にしました。

基礎コース修了証の授与

基礎コース修了証の授与の様子 

今年は二年目ということで一期生と二期生が一緒に学び、総勢61名の受講生が大講義室での「シュタイナー教育の人間観」と「方法論と教授法」、2グループに分かれての「オイリュトミー」と「言語造形」の授業を受けました。そして32名の一期生が基礎コースを修了し、修了証の授与も行われました。

一日目と二日目に行われた自己紹介や交流会では、昨年一期生として入った方々の何人かが既に全日制のシュタイナー学校で教員を目指して実習を始めていたり、先輩教員のサポートを受けながら一年生の担任を始めていたりという嬉しいお知らせがありました。連携型教員養成講座を始めた目的が早速実現し始めていることを実感しました。北海道から福岡までの会員校の教師たちからは、教員募集の熱いラブコールもありました。

シュタイナー学校の教員という仕事は子どもを支えるために自分と向き合い、孤独な努力も必要です。しかし、世界の未来を担う人間の成長に寄り添い、それを毎日身近で見て行くことができ、人間の成長のすばらしさ、畏敬の念を持たずにはいられない静かな感動をいつも感じていられる仕事です。そして何より、それを共有できる教員や保護者たちと同じ方向を向いて、善き未来のために歩いているという孤独とは正反対の一体感と自信も与えてくれます。

今回の連携型教員養成講座第二期を終えて、昨年以上に講師もスタッフも受講生も同じ方向を向いて歩いている「仲間」なのだという心強さを覚えました。そして様々な要因の積み重ねで出逢ったこの出会いは決して偶然ではないと確信しています。